ISO22000品質管理をDX!「品目プロパティ」で食品製造の未来を

ISO22000品質管理をDX!「品目プロパティ」で食品製造業の未来を拓く

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ISO22000の厳しい要件を満たしながら、日々の承認作業に時間を奪われ、ヒューマンエラーのリスクに怯えていませんか?確実なトレーサビリティの確保に苦慮し、紙帳票の山に埋もれる現状を変えたい食品製造業の皆様へ。

私たちの経験と知見に基づき、ツクルデに搭載された「品目プロパティ」という革新的な機能が、いかにあなたの品質管理を次のステージへと導き、競争力を高めるかを具体的に解説します。もう「朝までかかる承認」とはお別れしましょう。

この記事でわかること

  • 紙帳票運用がISO22000品質管理にもたらす具体的な課題とリスク
  • 「品目プロパティ」の基本概念と、それが品質管理にもたらすメリット
  • HACCP管理、ヒューマンエラー防止、トレーサビリティを強化する実践的な活用法
  • 外部機器連携や柔軟なカスタマイズ、伴走型導入支援によるDX推進の秘訣
  • 食品製造業の品質管理を革新し、競争力を高めるデジタル化の未来

品質管理を革新する「品目プロパティ」とは?基礎から活用メリットまで

ツクルデを導入する際、単に紙をデータに置き換えるだけでは、その真価は発揮されません。そこで重要となるのが、「品目プロパティ」という概念です。

図1. 品目プロパティの図
図1. 品目プロパティの図

「品目プロパティ」の基本概念:製品固有の情報を帳票へ自動反映

品目プロパティとは、ツクルデにおいて、個々の「品目」(製品や原材料)に紐付けられた固有の「プロパティ」(特性情報)を指します。これにより、同じ種類の帳票テンプレートであっても、選択された品目に応じて、入力項目や基準値が自動的に切り替わるようになります。

例えば、殺菌記録の帳票をイメージしてください。製品Aと製品Bでは、それぞれ推奨される殺菌温度や時間が異なります。紙帳票では、毎回手作業で正しい基準値を確認し、記録する必要がありました。

なぜ殺菌記録の温度値が自動で切り替わるのか?その仕組み

品目プロパティを導入すると、この手作業が不要になります。システム上で「製品A」を選択すれば、その品目に設定された「殺菌温度:121℃、殺菌時間:15分」といった情報が帳票に自動で表示されます。同様に「製品B」を選択すれば、「殺菌温度:115℃、殺菌時間:20分」が自動反映されるのです。

実際の顧客への説明:「帳表は1個で大丈夫です。品目を切り替えれば、殺菌記録の温度値の下限値上限値も自動反映できます。」

これにより、以下のような様々な管理基準を品目ごとに自動反映し、入力ミスを劇的に削減できます。

  • 温度、湿度、圧力などの工程管理値
  • 配合比、原材料の種類、添加量
  • 賞味期限、消費期限の計算ロジック
  • pH値、水分活性、Brixなどの検査基準値

多品種少量生産の救世主!複雑な帳票管理からの解放

多品種少量生産の現場では、製品が増えるたびに新しい帳票を作成し、その管理基準を従業員に周知徹底する手間が膨大でした。品目プロパティは、この課題に対する強力な解決策となります。

帳票テンプレートは共通のものを使いつつ、品目ごとに異なる詳細情報をプロパティとして持たせることで、帳票の数を削減し、管理をシンプルにできます。これにより、煩雑な帳票管理から解放され、品質管理担当者はより戦略的な業務に集中できるようになります。

ISO22000で求められるトレーサビリティや記録の正確性に対しても、品目プロパティは極めて有効です。製品固有の情報が正確に記録され、いつでも参照できる状態になるため、監査対応もスムーズになります。

ISO22000品質管理の課題:紙帳票が招く非効率とリスク

ISO22000認証を取得されている食品製造業の皆様にとって、品質管理は企業の信頼と直結する生命線です。しかし、その厳格な管理体制が、皮肉にも「紙帳票」という旧来の運用形態によって、現場に大きな負担と潜在的なリスクをもたらしているのが現状ではないでしょうか。

特に、多品種少量生産が常態化している食品製造業の現場では、製品ごとに異なる膨大な数の帳票を管理し、手作業で記録・承認する作業が日常的に行われています。これにより、以下のような深刻な課題が浮上しています。

  • 承認作業に「朝までかかる」ほどの時間的負担と非効率性。**(弊社顧客事例では平均8時間以上を要するケースも)**
  • 記録の抜け漏れや空欄、手書きによるヒューマンエラーの多発。(最大20%の誤記入リスクが指摘されることも)**
  • 問題発生時に情報源がなく、トレーサビリティが機能しない、あるいは原因究明に多大な時間を要する。**(数日~数週間の調査期間が必要となることも)**
  • 監査対応時に必要な記録を探し出すのに「何百枚もの紙をめくる」非効率な作業。
  • DX担当者の交代が頻繁で、デジタル化の推進が滞る。

現場のリアルな声:「承認作業に朝までかかり、帳票の抜け漏れや空欄の発見が困難である」「クレーム発生時に情報源がないためトレーサビリティが機能しない」という切実な声が、私たちの元にも届いています。

なぜISO22000取得企業ほどデジタル化が必要なのか?

ISO22000は食品安全マネジメントシステムに関する国際規格であり、その要求事項は年々厳格化しています。確実な記録管理とトレーサビリティは必須であり、紙ベースでの運用では、その要求を満たし続けること自体が困難になりつつあります。

デジタル化は単なる効率化だけでなく、ISO22000の要求事項をより確実かつ継続的に遵守するための基盤となります。特にリアルタイムでのデータ把握と迅速な承認プロセスは、食品安全におけるリスクを最小限に抑える上で不可欠です。

紙帳票運用が引き起こす品質リスクと業務負荷

紙帳票の運用は、単純な記録の手間以上のリスクをはらんでいます。手書きによる誤字脱字、入力忘れ、さらには現場に行かずにチェックしてしまうといった不正記入のリスクもゼロではありません。これらの問題は、製品の品質低下、食品事故、ブランドイメージの失墜に直結する可能性があります。

また、品質管理担当者にとっては、日々発生する膨大な量の紙帳票を整理・保管し、問題発生時にはその中から必要な情報を探し出すという非生産的な業務負荷が、本来注力すべき改善活動やリスク分析の時間を奪っています。

あなたの工場でも「レトルト殺菌後の出来高数のズレ」が起きていませんか?

特定の工程で、「レトルト殺菌後の出来高数にずれが生じることがあり、原因究明に時間がかかる」といった具体的な問題に直面していませんか?このような問題は、多くの場合、記録の不正確性やトレーサビリティの欠如が根底にあります。

紙帳票では、個々の製品の製造条件や数量のわずかなずれを見つけ出すことは至難の業です。しかし、デジタル化された記録と後述する「品目プロパティ」を活用すれば、このような現象の原因を迅速に特定し、再発防止策を講じることが可能になります。

ISO22000品質管理現場での「品目プロパティ」実践的活用術

品目プロパティは、単なるデータ自動入力機能に留まりません。ISO22000の現場における様々な課題を解決し、品質管理の精度と効率を飛躍的に向上させるための強力なツールとなります。ここでは、具体的な活用シーンをご紹介します。

CCP・OPRP基準値を自動反映!HACCP管理の精度向上と省力化

HACCPプランにおける重要管理点(CCP)や運用前提条件プログラム(OPRP)の管理は、食品安全の要です。製品ごとに異なるCCP・OPRPの基準値(例:殺菌温度、冷却時間など)を、品目プロパティに登録しておくことで、以下のメリットが得られます。

  • 基準値の自動表示:作業員が品目を選択するだけで、正しい基準値が帳票に表示され、目視確認の手間が省けます。
  • 逸脱の即時検知:入力値が基準値から外れた場合、システムが即座に警告を発し、逸脱記録として自動でフラグを立てます。
  • 承認作業の効率化:逸脱箇所が一目でわかるため、管理者は問題のある箇所だけを集中して確認・承認できます。「承認作業に朝までかかる」という課題が解消されます。

「新人マニュアル」にもなる?ヒューマンエラーを防ぐ設定の具体例

「紙での手入力運用により、ヒューマンエラーや現場に行かずにチェックしてしまう改ざんのリスクがある」という懸念は、多くの工場で共通の課題です。品目プロパティとツクルデを組み合わせることで、これらのリスクを劇的に低減できます。

  • 入力制限とガイド:品目プロパティで設定された基準値に基づき、入力できる数値の範囲を制限できます。範囲外の入力はシステムが受け付けないため、誤入力そのものを防ぎます。
  • 必須入力項目の設定:記録漏れを防ぐため、特定の項目を必須入力に設定できます。空欄のままでは次の工程に進めないため、記録の抜け漏れがなくなります。
  • 作業手順の表示:品目プロパティに関連する作業手順や注意事項を帳票内に表示させることで、「新人マニュアル」としても機能します。「間違いにくい」現場を構築し、熟練度に依存しない安定した品質管理を実現します。

当社のこだわり:他社サービスでは「できると聞いていたのに、やってみたら結局できない」という声も聞かれますが、私たちはそもそもヒューマンエラーをさせないような設定を現場のレベル感で作っています。外部機器との連携も弊社の基本です。

クレーム発生時も安心!一瞬で完了するトレーサビリティ

「クレーム発生時に情報源がないためトレーサビリティが機能しない」という事態は、食品製造業にとって悪夢です。品目プロパティを活用したツクルデは、この問題を根本から解決します。

品目プロパティに紐づく全ての記録(原材料、工程、検査結果、製造ロットなど)がデジタルで一元管理されるため、問題発生時には必要な情報を瞬時に検索・特定できます。これにより、原因究明にかかる時間を劇的に短縮し、迅速な対応と適切な是正措置を可能にします。

特に、「レトルト殺菌後の出来高数のズレ」のような具体的な異常が発生した場合でも、関連する製造日報や殺菌記録を品目プロパティを介して迅速にたどり、原因となる工程や条件の特定を効率的に行えます。これは、紙帳票では決して成し得ないスピードと正確性です。

「何百枚の紙をめくる」監査から解放される快感

ISO22000の監査対応は、品質管理担当者にとって大きな負担です。紙帳票の場合、要求された記録を探すために何百枚、何千枚もの紙をめくり、適切なエビデンスを提示するまでに多大な時間と労力を要していました。

ツクルデと品目プロパティがあれば、必要な記録を数クリックで検索し、即座に画面に表示、あるいは印刷して提示できます。監査官に対しても、透明性高く、効率的に情報を提供できるため、監査プロセスが大幅にスムーズになります。

これは、監査対応の効率化だけでなく、企業の信頼性向上にも寄与します。システム化された正確な記録は、御社の品質管理体制が盤石であることを明確に示し、監査官からの評価を高めることにもつながるでしょう。

ツクルデ×品目プロパティで実現する次世代の品質管理

品目プロパティを最大限に活用するためには、それを支えるツクルデ自体の性能と機能が重要です。弊社のソリューションは、以下の点で他社と一線を画し、次世代の品質管理を実現します。

温度計・はかりと連携!自動データ取得で品質記録の信頼性向上

品質管理記録において、手入力によるミスは最も避けたいリスクの一つです。弊社のツクルデは、温度計やはかり(A&D社製など)といった外部機器とBluetoothで連携し、データを自動で取得する機能を備えています。

Bluetooth連携

図2. 外部機器連携によるデータ自動取得
図2. 外部機器連携によるデータ自動取得

これにより、以下のメリットが生まれます。

  • 入力ミスのゼロ化:人が手入力する工程がなくなるため、ヒューマンエラーによるデータ誤りを完全に排除できます。
  • 記録のリアルタイム性:測定データが瞬時にシステムに反映されるため、常に最新の品質状態を把握できます。
  • 品質記録の信頼性向上:改ざんの余地がない客観的なデータとして、記録の信頼性が格段に向上します。

当社のユニークな強み:正直、外部機器(温度計、はかり等)とここまで緊密に連携でき、自動でデータ取得から逸脱検知まで行えるサービスは、弊社を含めごく少数だと自負しています。

現場の声を反映!カスタマイズ可能な品目プロパティの設計

食品製造業の現場は多種多様であり、全ての工場にフィットする既製のシステムは存在しません。弊社のツクルデは、現場のニーズに合わせて品目プロパティを柔軟に設計・調整できる点が強みです。

  • 項目追加・削除:御社の製品特性や管理基準に合わせて、プロパティ項目を自由に追加・削除できます。
  • 入力形式の変更:数値入力、選択式、チェックボックスなど、最適な入力形式を設定し、オペレーターの負担を軽減します。
  • 表示/非表示設定:特定の品目やユーザーロールに対して、一部のプロパティ項目を表示/非表示に設定することで、帳票をよりシンプルに保てます。

この柔軟性により、「できると聞いていたのに、やってみたら結局できない」といった他社サービスでありがちな不満を解消し、真に現場に寄り添ったデジタル化を実現します。

DX推進の不安を解消する「作り込み支援」と導入支援の重要性

デジタル化の導入において、システム構築や運用定着への不安はつきものです。特に「DX担当者の交代が頻繁で、製造現場のデジタル化推進がなかなかトップまで上がってこない」という課題を抱える企業様も少なくありません。

弊社は、お客様が安心してデジタル化を推進できるよう、「伴走型導入支援」に力を入れています。これは単なるマニュアル提供に留まらず、お客様のニーズに合わせた「作り込み支援」を積極的に行います。

  • 帳票作成代行:既存の紙帳票をデジタル化する際の設計を弊社が代行し、品目プロパティの設定まで含めて最適化します。
  • 現地訪問レクチャー:現場でのタブレット試用や運用開始時のレクチャーを直接行い、従業員の皆様がスムーズにシステムを使えるようサポートします。
  • PDCAサイクル支援:導入後も運用状況を確認し、必要に応じて設定を修正するなど、継続的な改善をサポートします。

他社との違い:他社サービスでは「作り込みは全てお客様前提」の企業が多い中、私たちはお客様担当者の代わりに、デジタル化の「作り込み」を強力に支援します。これにより、PDCAを回しながら確実なデジタル化に貢献できるのが弊社の最大の強みです。

これにより、DX推進担当者の負担を大幅に軽減し、たとえ担当者が交代しても、蓄積されたノウハウと弊社のサポート体制で安心して運用を継続できる環境を構築します。

まとめ:品目プロパティでISO22000品質管理を新たなステージへ

本記事では、ISO22000取得企業が直面する品質管理の課題に対し、「品目プロパティ」を活用したツクルデがいかに有効な解決策となり得るかについて解説しました。

品質管理業務の課題解決と競争力強化への道

  • 業務効率化とコスト削減:承認作業の劇的な短縮、紙・印刷コストの削減。
  • 品質向上とヒューマンエラー削減:自動入力・入力制限によるミス防止、新人教育にも貢献。
  • 確実なトレーサビリティ:問題発生時の原因究明を迅速化。
  • 監査対応の容易化:必要な情報を瞬時に提示し、監査官からの評価を向上。
  • DX推進の定着:伴走型導入支援による確実なデジタル化。

ISO22000準拠と現場のDX推進を両立する「品目プロパティ」

デジタル化は、ISO22000の厳格な要求事項を満たしながら、同時に現場の業務効率を劇的に向上させるための最良の道です。「品目プロパティ」は、この二つの目標を高いレベルで両立させるための鍵となる機能です。

複雑な多品種少量生産の現場でも、一元化されたデジタル帳票と品目ごとの自動反映機能により、正確かつ効率的な品質管理が実現します。これは、御社が「食品をやるにあたってはいいんじゃないかな」と自信を持って言える品質管理体制を築くことに直結します。

お客様の感動の声:「今日お話しを聞いて、弊社のソリューションこそ食品製造業の品質管理に最適だと確信しました。これなら自信を持って取り組めます!」

「品目プロパティ」で実現する食品製造業の未来

もはや、紙帳票に縛られた品質管理は過去のものです。品目プロパティを核とする弊社のツクルデは、食品製造業の皆様が直面する課題を解決し、より安全で高品質な製品を、より効率的に市場に提供するための未来を拓きます。

ぜひこの機会に、弊社のツクルデと品目プロパティが御社の品質管理にもたらす変革をご体感ください。

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