美味フーヅ様は徳島県鳴門市で2010年から地域資源を生かした生ドレッシングを手作りしています。
今回、ツクルデを導入し、SGSによるHACCP認証を取得し、
大手取引先との信頼性を確保できたとのことで、代表取締役の原さまにお話をお伺いしました。
ツクルデを導入する前の現場の状況や課題について
ーHACCP認証の取得はどのような背景から始めたんですか?
原さま:私たちは生ドレッシングを製造しており、
特に企画外の農産物を活用した人参ドレッシングを始めました。
この事業は、地元徳島県の豊富な農産物を利用することからスタートしました。
実は、製造過程での安全性に自信はありつつも、記録管理の手間と正確性に不安がありました。
また、大手取引先からの信頼性確保のためにも、HACCP認証を取得することが必要だと感じました。
ツクルデ導入後の現場の状況や課題について
ー「ツクルデ」の導入を決めた理由は何ですか?
原さま:以前から井上さんとはSNSで繋がっており、デジタル化による記録管理の簡略化に興味がありました。
展示会で「ツクルデ」のデモを見て、タブレットで簡単に記録ができる点に魅力を感じ、導入を決めました。
ー導入後の変化はどうでしょうか?
原さま:導入後、記録管理が非常にスムーズになりました。
特に若い従業員がタブレットを使って自主的に記録を行うようになり、効率化だけでなく、働きやすい環境も実現できました。
HACCPの重要ポイントであるCCPに引っかかる場合の警告機能も役立っています。
ーどのような事業者様にお勧めでしょうか?
原さま:はい、特に小規模で食品を扱う事業者にとって、
このシステムは作業量の増加を補って余りあるほどの安全性の向上と信頼性の確保を実現します。
紙の記録に戻れないほど、デジタル化の利便性を実感しています。
ツクルデのサポートについて
ー導入に際してのサポートはどうでしたか?
原さま:井上さんからのサポートは本当に素晴らしく、導入から運用まで非常にスムーズでした。
特にデジタル化への移行に際して、積極的にフォローしていただき、我々のような小規模事業者でも簡単にシステムを活用できるようになりました。
ー今後、「ツクルデ」に期待することはありますか?
原さん:現在は製造記録や温度記録に焦点を当てていますが、在庫管理や出荷記録といった、
より広範なビジネスプロセスをデジタル化できるとさらに助かります。
商品の追跡が容易になり、安全性だけでなく、効率性も大きく向上すると思うので。(※記録からのトレーサビリティ機能開発中)
―小規模事業者に向けて何かアドバイスはありますか?
原さん:デジタルトランスフォーメーションは、小規模事業者にとっても非常に大きなチャンスです。
初めは大変かもしれませんが、「ツクルデ」のようなシステムを導入することで、手間がかかっていた作業が劇的に改善されます。
特に食品安全管理においては、記録管理の効率化だけでなく、安全性の確保という点で大きなメリットがあります。
ぜひ積極的にデジタル化を検討してみてください。
―最後に、美味フーヅ株式会社はどのような展望を持っていますか?
原さま:私たちは、デジタル化を進めることで、さらに多くの地域の農産物を有効活用し、
消費者に健康的で新鮮な食品を提供することを目指しています。
また、記録管理の効率化を通じて、品質管理のさらなる強化と、生産性の向上を図りたいと考えています。
未来に向けて、持続可能で信頼性の高い事業運営を続けていくために、デジタル化は欠かせない要素だと考えています。
原さま、貴重なお話しをありがとうございました。引き続きツクルデがご支援できるよう改善を進めてまいります。
※掲載内容は取材当時のものです。
【まとめ】
美味フーヅ株式会社は、デジタル化を駆使して食品安全管理を強化し、生産性向上を目指しています。
「ツクルデ」の導入により、記録管理作業の効率化を実現し、若い世代の従業員もデジタルツールに順応しています。
同社は、持続可能な食品製造を通じて、地域農産物の有効活用と消費者への健康的な食品提供を目指しており、
デジタルトランスフォーメーションがその実現に向けた鍵となっています。
小規模事業者でもデジタル化の波に乗ることで、ビジネスの可能性は大きく広がることを示しています。